浮世の花 艶や色の 輝夜の月 至る夢に
惨(みだ)る運命(さだめ)を織りなし
可憐に舞え 天つ風
時深し 地に埋めた 足跡は 増えていく
風の詩 木々の声 宵の音 人は行く
夢幻の空に躊躇わぬ命
呼号する名は
霞ゆけば 風を灯し 遥か語る 月を仰ぎ
咲き乱れ舞えし道を
烈火の花 命の名は 燃えて飾る 縁の糸
美しきは 火の宴
底深し 佇む時(天つ風雲の)
堕ちてゆく命の束(かよひ路吹きとぢよをとめの姿
しばしとどめむ)
消える姿と消せぬ祈りは
留まぬ人と輝夜の話(わ)
浮世の花 艶や色の 輝夜の月 至る夢に
霞ゆけば 風を灯し 遥か語る 月を仰ぎ
咲き乱れ舞えし道を
烈火の花 命の名は 燃えて飾る 縁の糸
美しきは 火の宴